ひとりで強くなるための将棋勉強法

将棋倶楽部24 四段から五段 ニコ生主 将棋は初段になればさらに面白さが爆増します!初段になる手助け・モチベーションアップにつながればと思います!!

感想戦ノート

僕のおすすめの勉強法の中に将棋ノートをつけるというものがあります。

将棋ノートにも種類があるのですが、今回はその中のひとつである感想戦ノートの作り方を紹介します。

1.感想戦ノートとは

ネット対戦なんかをすると、大抵の対戦相手は即去りしてしまい一緒に感想戦を行うことができません。
よって自分自身ひとりで感想戦をすることになります。
しかし、ひとりでやると「やった気」「わかったつもり」になってしまう恐れがあります。
今はソフトもあるので評価値が目で見えるのでわかりやすいですが、
評価値だけみて「やった気」になって終了という結果もあると思います(僕はよくあります
記憶にとどめるコツは「思い出す回数を増やす」ことです。
何回も反復して覚えるのはこの「思い出す回数」が物理的に増えるからです。
感想戦ノートを書くことによって、「自分の手」「相手の手」「どこが悪手か」「かわりの変化は」「その時の評価値は」「詰みはあったか」
などが字として残りいつでも見直せるので、同じミスや同じ負け方をしにくくなります。
ミスが減ればそれだけ勝率があがります。


2.感想戦ノートの書き方

①準備

まずはノートを用意します。オススメはA4以上のリングノートです。
理由はある程度の大きさがあるほうがいっぱい書き込めるからです。
リングノートの理由は見開きで使うので、安定感があります。

棋譜を書く

いよいよ執筆です。ノートの左から棋譜を書いていきましょう!
書き方は自分がわかればなんでもいいです。「1.76歩2.84歩」や「▲76歩△84歩」などです。
もし、超手数で左ページが埋まったら右ページの上に移動してください。

③気になる部分にアンダーバーを引く

ここがポイントかな?と思う所に色ペンでアンダーバーを引いてその横に①などと数字をつけてください。
ポイントとなる部分は
・形勢が動いたと思うところ
・仕掛けの直前や一段落ついたところ
・指し手がわからなかったところ
・勝利or敗北を確信したところ
などです。
だいたい5か所ぐらいはでてくると思います。

④ソフトで解析

ソフトもってないよ!って方は携帯のアプリの「ぴよ将棋」でも十分可です!

⑤ソフトと照らし合わせる

アンダーバーを引いた局面とソフトの評価や手順と比較します。
そしてノートの右ページの余白に「①評価値 手順や自分の感想」という風にコメントを書きます
これをアンダーバーを引いた所をすべてします。

⑥評価値を照らし合わせる

自分がポイントだと思った所以外でも、評価値が急激にかわっている部分があると思います。
その部分にはまた色を変えてアンダーバーを書いてA・Bなどアルファベットで書きましょう
ここは自分が気が付かなかったポイントということです。
そして右ページの余白に先ほどと同様に「A評価値 手順や感想」と書きます。

⑦最後にもう1度並べる

全て書き込みが終了したら、以上のことを踏まえてもう1度並べなおします。
それで感想戦は完了です。



3.まとめ

感想戦ノートのメリットとデメリットをまとめます!
・メリット
なんども対局を思い出すので記憶に残りやすい!
記憶に残れば同じミスはしにくくなる
成功体験も記憶に残る
符号にも強くなる
努力が形として残るのでモチベーションアップ!

・デメリット
とにかく面倒くさい


あと、個人的には数年後にノートを見返すと新たな発見があったり、自分が強くなったことを実感できたりして達成感があります
ぜひ時間と体力がある方は勉強法として取り入れてみてください!